ゼロスの愛 IN バンエルティア号 フィリア「負というものは・・・・・・恐ろしいものですね」 ウッドロウ「確かに。人が生み出した負が蔓延し、今では世界に滅亡の危機をもたらしているのだからな」 ゼロス「でもさ、負が世界を滅ぼすなら、逆もあるでしょーよ? 俺さまが世界中の女の子に愛を注げば、世界はバラ色に変わって万事解決かもよ」 ルーティ「まーた調子の良いことを」 レン「でも、逆もあるっていうのは確かに一理あるかもね。理想とか夢とか希望とか。誰しもが抱く可能性を掲げれば、世界はもっと明るくなるかも」 カノンノ「うん、そうだね」 ゼロス「でしょ〜? いいこと言うじゃない、レン。つまり、俺さまの愛が世界を救うってわけよ」 リオン「ふん、くだらん」 レン「愛をばら撒く、ねえ。良いんじゃない? それも一つの解決法だし」 ルーティ「はぁっ!? あんた、正気?」 リオン「冗談じゃないぞ。お前は能天気な上に馬鹿だとは思っていたが、まさかここまでとはな。見損なったぞ」 ゼロス「う〜ん、レンってばさっすが! 俺さまの理解者」 レン「うん、だから。行ってらっしゃい、ゼロス」(笑顔でぽん、と肩を叩く) ゼロス「・・・・・・は?」 レン「だから。世界中の女の子に愛をばら撒いてくるんだろう? だったら、有言実行。 俺達はここでのんびりしているから、君は今からすぐに世界中を渡り歩いて女の子全員に愛を囁いてくれば良い」 ゼロス「は・・・・・・」 レン「まあ、もちろん世界には現在負の影響下で凶暴になりまくった魔物がいたり、魔物がたむろっていたり、魔物が蔓延っていたり、挙句の果てにゲーデなんかもいたりするかもしれないけど。 でも、ゼロスの使命だもんな。その輝かしい使命には俺も感服した。 だから、俺も心を鬼にして見送るよ。止めはしない」 ゼロス「いや、レン。あのさ〜?」 レン「例えゼロスが何処かで人知れず朽ち果てようと、それはきっとゼロスにとっては世界中に愛をばら撒くという使命を全う出来た証なのだろうから本望なんだろう。 だから、俺は永遠に忘れない。君の勇敢で神々しい偉大なる生き様を」 ゼロス「いや、あの」 レン「さあ、行ってらっしゃい。世界中全てを隈なく旅し終えるの、楽しみにしてるよ」 ゼロス「俺さまが悪かった。俺さまが悪かったから、どうか追い出さないで下さい」 ルーティ「・・・・・・あれ、静かに怒ってるわけ?」 カノンノ「ううん。レンは本気で感動したんだと思う」 リオン「・・・・・・くだらん」 うちのレンは本気でゼロスに感服しておりました。 なので、ゼロスさんは大変です。いつ帰って来れるのでしょう。 【2009/4/6】 |
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